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Jリーグ2024シーズン総括

2024シーズンのJ1リーグは、ヴィッセル神戸が2年連続の優勝を果たし、リーグ連覇を達成した。吉田孝行監督のもとで組織的な守備と効率的な攻撃を両立させたヴィッセル神戸は、シーズンを通じて安定した戦いぶりを見せた。大迫勇也を中心とした前線の破壊力と、中盤の構成力が光り、全38試合を戦い抜いて勝ち点72を獲得した。特に後半戦での勝負強さが際立ち、重要な試合で確実に勝ち点を積み上げた。

優勝争いは終盤まで白熱した展開となった。サンフレッチェ広島が長らく首位を走り、ヴィッセル神戸との勝ち点差は一時5ポイントまで開いた。しかし、広島は10月に入って3連敗を喫し、その間にヴィッセル神戸が5連勝で逆転に成功した。最終節を前にして勝ち点差はわずか2ポイント。広島は最終節で勝利したものの、ヴィッセル神戸も同時刻のキックオフで勝利を収め、首位の座を譲ることはなかった。3位にはFC町田ゼルビアが入り、J1昇格初年度で上位フィニッシュという快挙を成し遂げた。

個人タイトルでは、得点王に輝いたのはFC東京のアダイウトンで、シーズン22ゴールを記録した。ブラジル出身のこのストライカーは、スピードとテクニックを活かした突破力で相手ディフェンスを翻弄し、決定力の高さでチームの攻撃を牽引した。アシスト王は横浜F・マリノスの水沼宏太で、14アシストを記録した。最優秀選手賞(MVP)はヴィッセル神戸の大迫勇也が受賞し、ベテランの存在感を改めて証明した。

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降格争いも最終節まで予断を許さない展開となった。J2への降格が決まったのは柏レイソルと北海道コンサドーレ札幌の2クラブであった。柏レイソルは序盤から低迷し、監督交代を経ても浮上することができなかった。札幌は終盤に巻き返しを図ったが、あと一歩及ばなかった。J1残留プレーオフでは、湘南ベルマーレがJ2の2位クラブを退けて残留を決め、ギリギリの戦いを制した。

戦術面では、ハイプレスとポジショナルプレーを融合させたスタイルがリーグ全体のトレンドとなった。特にFC町田ゼルビアの黒田剛監督が導入した高強度のプレッシングサッカーは、昇格初年度ながら上位クラブを次々と撃破し、大きなインパクトを残した。一方で、ボールポゼッションを重視する伝統的なスタイルを貫いた川崎フロンターレは、シーズン途中での監督交代を余儀なくされるなど苦しいシーズンとなり、時代の変化を印象づけた。

観客動員数に関しても、2024シーズンは明るいニュースに満ちていた。J1リーグの1試合平均観客数は2万1千人を超え、Jリーグ史上最高を記録した。新スタジアムの開業や、クラブの地域密着型プロモーションの効果が表れた形だ。特にFC東京の新スタジアム移転計画の発表は大きな話題を呼び、Jリーグの施設環境の充実が今後の成長を支える基盤となることが期待されている。

来季に向けては、複数のクラブで大型補強の動きが活発化している。海外から復帰する日本人選手の争奪戦や、東南アジアやオーストラリアからの有望な外国人選手の獲得が注目されている。AFCチャンピオンズリーグエリートへの参戦も控えており、Jリーグのクラブがアジアの舞台でどのような戦いを見せるかにも期待が高まっている。